私はもともと二股をかけられるほどの度胸もなければ、器用さもない女でした。当時私は、23歳。若くてお肌もピチピチ。その頃美容に凝っていたので、全身脱毛やエステなどにも通い、それなりに見かけには自信がありました。19歳から始めた水商売を22歳でやめて、それ以降は夜遊びに行く頻度が増えていきました。水商売で貯めたお金があったので、仕事は昼に週3日、1日4時間程度でしかしていなかったので、時間はたっぷりありました。そんな時に、表参道のカフェで41歳のイタリア人男性に声をかけられ、ご飯を食べに行く約束をしました。何度かご飯を一緒にしてから、付き合うようになり、週に3回は彼の家に泊まったり、遊びに行くようになりました。外国の方とお付き合いするのは初めてのことだったので、毎日がとても刺激的で、毎日『かわいいね、愛してるよ』と、日本人男性にはとてもできないようなことをしてくれました。毎日が楽しかったのですが、イタリア人ということもあり、いつも違う女の影があり、なかなか信用できずにいました。一緒にいるのは楽しいけれど、安心感はゼロだったので、そこを求めてしまったのかもしれません。彼と付き合いだしてから6か月ほどして、友達に合コンに誘われました。ちょうどその日は暇だったので、合コンに参加することになりました。そこで出会ったのが同い年の笑顔のかわいい癒し系の彼でした。もちろん日本人です。普段ならあまり好きになるタイプの子ではなかったのですが、この人なら安心して一緒に過ごせるかもと思い、二人で遊びに行く回数が増えていきました。何度か遊びにいくにつれて、どんどん惹かれていくのを感じました。告白されたときは、実はイタリア人と付き合っているなんて言ったら嫌われてしまうかもしれないと思い、イタリア人の彼のことは黙って告白をOKしました。そこから、わたしの生まれて初めての二股生活が始まりました。イタリア人の彼とはすぐに別れよう思っていましたが、執着心が強く、なかなか別れてくれませんでした。他にも遊んでいる女の子がいることはなんとなくわかっていたので、イタリア人の彼に対してはあまり罪悪感はありませんでしたが、同い年の日本人の彼は純粋でまっすぐな人だったので毎日罪悪感でいっぱいでした。イタリア人の彼とはその後半年ぐらいで、警察沙汰になりましたが、なんとか別れることができ、双方にバレルことなく、同い年の男の子一人に絞りました。これから幸せになれる!と思っていましたが、いざ、同い年の男の子一人とのお付き合いになると、刺激がなく、毎日がつまらないと感じるようになってきました。その後半年程度でその彼ともお別れすることになりました。二股の経験は刺激的で楽しい時もありましたが、罪悪感や心配事などが増えてなかなか恋愛を楽しむことができなかったように思います。また、どちらとも深い関係にはなれなかったので、いい思い出ではありますが、もう二度としたくないなと思います。
23歳 女 イタリア人と日本人との間で二股 毎日冷や冷やで後悔
