こんにちは!兼業主婦でのんびり生きているアラサー女子の藤子です。人生で一回だけ、浮気心を持った時の事を書かせて頂きたいと思います。あれは私が16歳の時です。その頃の私には14歳の時からお付き合いをしている、3歳年上の彼がいました。彼とは仲良くお付き合いをしていましたし、本当に大好きな相手でした。ですが、彼が高校を卒業して大学生へと進学した頃からスレ違いが頻発。メールや電話でも喧嘩が多くなっていました。もちろん彼の生活の変化にも理解をしていたつもりでしたが、所詮は16歳の小娘です。寂しさと腹立たしさから浮気心があっという間にメキメキと芽生え始めていました。友人の紹介で連絡を取り合うようになった1つ歳上の先輩とは、同じ高校生という事もあって話も合えば時間も合います。学校が近かった事もあり、お互いにバイトや部活がない日の放課後は直接会ってお喋りを楽しんでいました。正直かなり楽しかったですし、潤いのようなものも感じていました。付き合いが長くなってきた事もあり、彼とはただでさえ喧嘩が増えていました。そこにつけてのスレ違いが頻発している状況は、好きという気持ちがあるからこそ重たく不快な気持ちにさせるものでした。そんな時に出会った先輩は話も合うし優しい人です。何よりもスレ違いが起きない事に感動さえしていました。そんな状況でしたので、このまま彼とは別れて先輩と付き合ったらどうだろう?そんな事ばかり考えるように。とはいえ彼の事が大好きな私は先輩といる間にも、彼からのメールをチェックして細々とやりとりを続けていました。そんなある時、久しぶりに彼とデートの予定が立ちました。先輩との約束よりも数百倍はテンションが上がりましたし、心が踊りました。そしてやはり彼とのデートは心から楽しく、気兼ねもありません。何度となく来ている店でカラオケをするだけでも楽しさが違います。彼以上はやっぱり居ないな、そんな事を思っていました。そろそろ出ようかとした時、前方から向かって歩いてくる人物に冷や汗が吹き出ました。友人と先輩の姿です。固まってしまっている間に先輩と正面から鉢合わせ。気まずい気持ちになっていると、先輩が口を開きました。「お前サイテーだな」そう言って通りすがって行ったのです。彼氏には聞こえていなかったようで、そのまま私達も店外へ。楽しい気分も吹き飛んでしまって上の空の私と、そんな私に腹をたてる彼。予定を早々に切り上げられ、彼は帰ってしまいました。その後彼とはまたしばらくスレ違いと喧嘩の日々。先輩からは「軽い女」だと長文で責めのメールが来た以降それっきり。あの時ほど後悔した事はありません。小さな浮気心から天罰を受けるまでの初めての経験でした。
16歳の女子高生が先輩と軽い浮気をして天罰を受ける話
