都内でダンサーとして活動している30歳女性です。カミングアウトすると、中学2年生ではじめて彼氏が出来てからというもの、これまでたった一日もフリーだったことはありません。性格的なものなのでしょう、さみしがり屋であったり、決断力がなかったり、こと恋愛においてはどこかしらグダグダしてしまう傾向がある私。反面、この人だ!と思う人があらわれたら、彼氏が居ようが気になって気になって仕方ない。この人のことをもっと知りたいと思うと、止められない衝動に駆られたり・・・。ということで、いつも彼氏が変わる時には、数日から数週間二股をかけるという状態が続いていました。最も印象的だったのは、大学生の頃から6年間お付き合いした彼と、その後出会った今の彼。もともと付き合っていた人は10年上の会社員。そして新しく惹かれ、後に彼氏となる男性は、なんと20年上の実業家。なぜ自分がここまで年上に惹かれるのかよくわかりませんが、大人の余裕にやられたのでしょうか。「この人の方が魅力的だ!」と本能的に感じ、付き合いの誘いに乗ってしまいました。問題はそこから。それまでお付き合いしていた10年上の彼も、それはそれは素敵な人。サラリーマンなので、時間にもお金にもさほど余裕があるわけではありませんでしたが、少ない時間を使って、二人きりの時間をたくさん作ってくれる心から優しい人でした。最初からその優しさに惹かれ、始まった恋。何でも包み込んでくれる彼を失いたくない。反面、新しく現れた20年上の彼は、超ワンマンタイプ。優柔不断な私をリードしてくれ、見たことのない景色を見せてくれ、オレに付いてこいと胸を張って言うような男らしさがありました。そう、私は、どちらも捨てがたく、どちらにも決められなかった。結果、3ヶ月ほど二股状態が続きました。おいしいとこどりをしたんです。しかしはやり悪行はバレるもの。結果、前の彼に感づかれ、「そんな女だと思わなかった」と振られました。悲しいかな、今付き合っているのは、例のワンマンタイプの彼ですが、人間、関係が長く続けば振る舞い方も変わるもの。自分をひっぱてくれる刺激的な人だと思っていた彼は、6年間の間に大きくかわり、とても連絡無精な男になってしまいました。もともと私の話をゆっくり聞いてくれる人ではなかったので、男性に甘えたい私としてははやり不完全燃焼感。「男は優しいに尽きるよ」の意味をこの年になって知るのでした。
30歳女 元彼と新しい彼 結局優しさが一番大事だと知りました
